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小鳥・小動物への薬の与え方(投与法)について


☆小鳥・小動物への薬の与え方(投与法)について


小鳥への飲み薬の与え方には、強制投薬と自由飲水投薬の2つの方法があります。

強制投薬のうち餌に混ぜる方法は、幼鳥の差し餌と強制給餌のとき以外は通常行いません。強制投薬は、沈殿しやすい薬剤の場合や正確な投薬量が必要な薬剤の場合に行います。

水に混ぜて与えて強制投薬をするときは、セキセイインコでは、1日3回の投与で1回が5滴程度の水分量になるように調整します。与えるときはくちばしを水平かやや下向きに向け、くちばしの横から水滴を吸わせるように与えます。1滴を完全に飲み終わってからまた1滴と、1滴ずつゆっくり投与します。くちばしを上に向けてしまうと誤って気管に入り肺炎になってしまうことがあるので危険です。強制投与はかなり鳥にとってはストレスになります。

飼い主に慣れていない鳥や、保定すると非常にストレスがかかってしまうような鳥、便秘気味で飲水制限のできない鳥、ビタミン剤などの厳密な薬用量が必要でない薬の場合には、自由引水投薬を行うのが一般的です。いわゆる飲み水に混ぜて自由に飲ませる方法です。鳥が一日に飲む水の量はだいたい決まっているので、そこから計算して一日に必要な薬の量になるよう飲み水に溶かします。


*小鳥は薬の味に対しては鈍感で、どんな苦い薬でもだいたい受け付けます。まれに、臭いのきつい薬剤や赤い色の薬剤を嫌う場合があります。その場合は、容器の色や餌に混ぜるなど工夫してみてください。



摂餌量は固形飼料として計算 <引用文献 田嶋嘉雄(1972)実験動物学各論、朝倉書店>



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